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「光と影のあいだに」No.11-夕暮れは大きな書物だ
夕暮れは大きな書物だすべてがそこに書いてある、、、 林光作曲 四つの夕暮れの歌の第一曲《夕暮れは大きな書物だ》は、夕陽が沈んでいく水面のきらめきのような、静かなピアノから始まります。 何かを強く主張するわけでもなく、ドラマティックな出来事... -
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「光と影のあいだに」No.12-誰が明かりを消すのだろう
第二曲《誰が明かりを消すのだろう》 何かを考えている、その途中から聞こえてきたような前奏。 まだ考えはまとまっていない。 けれど、頭の中を巡っていた言葉が、ふと無意識のうちに口からこぼれるように、 「誰が明かりを消すのだろう」 と歌が始まりま... -
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「光と影のあいだに」No.13-誰もいない隣の部屋で
第三曲《誰もいない隣の部屋で》は、どこかミステリアスな雰囲気をまとった、語りかけるような音楽から始まります。 その下で揺れ動くピアノも、どこか捉えどころがありません。林光がまだ20代の頃に書いたこの作品。その響きに耳を澄ませていると、私はど... -
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「光と影のあいだに」No.14-死者の迎える夜のために
四つの夕暮れの歌の最後を飾るのは、《死者の迎える夜のために》。 これまでの三曲とは異なり、冒頭から決然としたピアノが響きます。 そのリズムは曲の最初から最後まで一貫して刻まれ、立ち止まることなく前へ、前へと進んでいく。 いくつもの小さな場面... -
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「光と影のあいだに」No.15―フランツ・レハールの歌曲
リサイタル後半は、フランツ・レハールの歌曲から始まります。 レハールと聞いて、まず思い浮かぶのは《メリー・ウィドウ》をはじめとする華やかなオペレッタではないでしょうか。 私自身もこれまで《メリー・ウィドウ》ではハンナ、ヴァランシェンヌを演... -
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「光と影のあいだに」No.16-《Sári》-One-Stepに乗せて
今回ご紹介するのは、フランツ・レハールの歌曲《Sári》。楽譜にはタイトルの下に、Tanzlied (Onestep)-舞踏歌(ワンステップ)と記されています。 One-Stepは、20世紀初頭にアメリカで大流行した社交ダンスのひとつ。その名の通り、一拍ごとに一歩ずつス... -
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「光と影のあいだに」No.17-《Ging da nicht eben das Glück vorbei?》―幸せをつかまえて
今回ご紹介するのは、レハールの歌曲《Ging da nicht eben das Glück vorbei?》。 タイトルを訳すと、「今、幸せが通り過ぎていかなかった?」 そんな、思わず振り返ってしまうような言葉から始まります。この曲を包んでいるのは、レハール特有の親しみや... -
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「光と影のあいだに」No.18-《Sehnsucht, heimliches Verlangen》-届かない想い
今回ご紹介するのは、レハールの歌曲《Sehnsucht, heimliches Verlangen》。 タイトルにある Sehnsucht は、「憧れ」「切望」「郷愁」などと訳されるドイツ語です。 歌詞だけを読めば、もうそばにはいない恋人への未練を歌った、切ない恋の歌のようにも感... -
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「光と影のあいだに」No.19―コルンゴルトとオペラ《死の都》
リサイタル後半、レハールの歌曲に続いて演奏するのは、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトのオペラ《死の都》より〈マリエッタの歌〉です。 コルンゴルトは、1897年に現在のチェコ・ブルノに生まれ、ウィーンで育った作曲家。幼い頃から驚異的な才能... -
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「光と影のあいだに」No.20-コルンゴルト《私に残された幸せ》
《死の都》の中でも、特によく知られているのが〈Glück, das mir verblieb〉。 一般に〈マリエッタの歌〉と呼ばれている一曲です。 劇中では、マリエッタとパウルによるソプラノとテノールの二重唱として歌われますが、コンサートではソプラノ・ソロとして...
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